映画「ナラタージュ」を観ました。
だれもがもっている
「忘れられない恋」
を想いださせてくれる映画でした。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=DPTVDDvEBWY
このブログでは、演じる側である「アーティスト」としてのお話をさせてください。
まずは、松本潤さんの役作りについて。
この作品の撮影に入る前に、監督から「目力(めぢから)がつよいので40%にして」という要望があったそうです。
そこで、松本さんは内面の役作りはもちろん、さらに「めがね」をかけての演技を発案されたそうです。
その「めがね」がラストのシーンでも非常に印象的に使われています。
現代の映像コンテンツが、増え続けるスマートフォン視聴に対応して、アップが多用される映像作りが増える中、この「小道具」を上手く使うというのはかなり大きなポイントになります。
そういう背景の中で、この映画でアーティストとして特に勉強になったのは「小道具の使い方の上手さ」でした。
小道具というのは「誰かの心情の投影」であったり、「二人の関係の象徴」であったりするわけですが、冒頭に出てくる「懐中時計」をはじめ、
有本架純さんが持ってくる「レモンのクッキー」
そしてくちづけシーンでの「ハートのかたちの花びら」
海辺のシーンでの「割れたバケツ」
激情的なシーンで登場する「はさみ」
などなど、登場人物の心情を表現するとても効果的な使い方です。
俳優としてもこの作品から得るものが多い作品です。
観終わった後は、心の引き出しの奥に「俳優としてのテクニック」と、「あの頃の甘酸っぱい思い出」を、こっそりしまっておいてください。
<公式サイト>
価格:3,078円 |
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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