なぜ芸能人はがんばらなくてはいけないのか
たとえまだ全国的に売れていない俳優であっても、無名の新人タレントであっても、出演が決まり現場に入れば、自分よりも年上で自分よりもずっと立場が上の人から「おはようございます。よろしくお願いいたします。」と丁寧なごあいさつをいただき、「こちらでお待ちください。」とおもてなしを受け、仕事をさせてもらえます。
これだけでもかなり特別な待遇です。
さらに成功すれば、東京都内の一等地で大型犬が飼えるほどのリビングがあるマンションに住めるのです。
これって一般的に考えれば、超一流のエリートな暮らしですよね。
超一流のエリートになる。
ということは、一流の学校を卒業して一流企業に就職しなければいけないのです。 当然一流エリートなみの努力も勉強も必要なのです。
よく、芸能人からオーディション会場で「がんばります!」という声をききますが、がんばるのは「あたりまえ」の世界なのです。
がんばるのはあたりまえ。
他の仕事と同じくらい、傷つくくらいはあたりまえ。
これが、一流をめざすための最低限の資格です。
なぜ芸能人がやめられないのか
芸能人とは、がんばるのはあたりまえ。恥をかいたり、傷ついたりするくらいはあたりまえ。
だけどがんばったからといって、必ず売れるとは限らない。むしろ売れないほうがずっと多い世界。
そんな厳しい世界なのに芸能界をめざす人はたえません。
おそらく自己顕示欲(じこけんじよく)があなたをつきうごかしているのかもしれません。
でも、自己顕示欲を満たす手段なら、他にもあるはずです。そんな中で芸能人を選んだあなた。
自分の身体をつかって表現する芸術を選んだあなた。
ときとしてプライベートまでをも犠牲をしいられる「芸能界」を選んだあなた。
自己顕示欲を満たし、成功すれば睡眠欲以外のほとんどの欲望を満たされるであろうことを肌で感じているあなた。
そんなあなたにはサービス精神というものが備わっているのです。
これまで、幾度となくドラマや歌やダンスやパフォーマンスに感動を受け、元気づけられてきたことでしょう。
努力もせず、傷つくこともなく成功した芸能人はいません。
なぜなら、あなたの傷ついてもがんばっている姿にこそ、人々は共鳴し、感動し、応援するからです。
でも、がんばってもがんばっても私にはまだファンが一人もいない、、、
嘆くのは早すぎです。
あなた自身があなたのファン第一号になることが、芸能界デビューとしての第一歩になるのですから。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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