私は夢と希望を提供するのが、エンターテインメントの存在価値だと思っています。
ですが今回は、ちょっと不安なテーマで書いてみますね。
誰もが手軽にインターネットから情報を得る時代、為になる情報もあればゴシップ記事のような情報もあふれている中で、みなさんも耳に目にされたことがあるのではないでしょうか。
「枕営業」
まくらえいぎょうと読みます。
タレントとして売れるために決定権のある人と、売春まがいのことでもしますよ。
というものです。
ハッキリいいます。私の芸能生活中には一回も見たことも聞いたこともなく、噂すら聞いたことがありません。
ではなぜこんなキーワードが、まことしやかに飛び交うのでしょうか。
そこには、芸能界のシステム上必然的なことがあります。
売れっ子のタレントや、大スターともなると一人のタレントに多くのスタッフが関わります。
たとえば、所属事務所のマネージャーや事務所運営スタッフ。タレントが出演する作品のスポンサーやディレクター。
また、事前にかかる費用もコンサートホールの会場費やスタッフの人件費。ドラマや映画の製作費など、大きな仕事になればなるほど、かかる費用も高額です。
だとすると途中で気持ちが変わって、決まっていた出演や芸能活動をやめてしまったりしては大変ですよね。
そして、誰にも変わりができないのが「タレント」の宿命です。
そこで、出演者を選ぶ立場からすると
「タレントとしての仕事を、何よりも第一に考えている人」
「タレントとして上昇志向をもちモチベーションがかなり高い人」
「タレントとして相当負けず嫌いな人」
を、選ぶことになります。
つまりは、必然的に『何が何でもライバルに負けず、トップタレントになる!』『売れるためには何でもする!』という人が多くなるものです。
そこから「あのタレントならそれぐらいしてるかも・・・」というような噂がとびかうことになるのではないかと思います。
しかし現実には、実力があり、かつ人柄のよいタレントは「営業」などしなくても売れていくものなのです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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