みなさんには、それぞれ最初から個性はあります。
二人と同じ人間はいないのですから、一人づつの個性があるのは当然ですよね。
でも芸能人として「個性的」あるいは「個性派」と呼ばれるタレントは、他の芸能人と比べてどう違うのでしょうか。
俳優や声優のジャンルはもちろん、歌手でも「あの歌声は個性的だね。」といわれるアーティストがいます。
そして、ライバルも多く今もどんどん新人タレントがデビューするこの芸能界では、「個性的」であり「個性派」になることはそれだけライバルも減るので、プラスになることが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「個性派をめざす」ことをテーマに書いてみますね。
芸能人にとっての「個性」とは何か
冒頭でも書いたとおり、みなさんの顔や、年齢や、身長など、他人とちがうのですからみなさん個性はあるのです。
しかし、芸能人にとっての個性となると「商品価値としての個性」を見られることになります。 たとえ他の人とのちがいがあってもそこに商品価値がなければ「個性」とはいえません。
たとえば、みなさん顔のつくりはちがいますが、「とくに特徴のない顔の俳優が人を怖がらせる役をする」これは、個性ではなく演技力です。でも「怖い顔のつくりの俳優が人を怖がらせる役をする。」 これは、「商品価値としての個性」になります。 「とくに特徴のない声質の歌手が幅広い音域で正確に歌う」これは、個性ではなく技術です。「ハスキーな声でロックやソウルを歌う」これは個性です。
では「個性的」と「個性派」のちがいとは。 最初は珍しい個性だったものが、似た個性が増えてくることで、それらは「ジャンル」や「分野」に変わっていくのです。 「オネエ」といわれる芸能人も一人か二人ぐらいの方が活躍している頃は、オンリィワンで「個性的」であったものが、追従してたくさんの方が活躍すると「オネエキャラ」なるジャンルになるのです。 そこが「個性的」と「個性派」のちがいです。 どちらも「芸能人としての個性」であるのはちがいありません。
ここで、私が考える「芸能人としての個性」の定義を書きますね。
「商品価値があり、その芸能人以外では変わりのできないもの」
芸能人にとっての個性の活かし方
では次にその「個性の活かし方」について考えてみます。
具体的なプロモート方法は、持っている個性やジャンルにより違うのですが、まずは芸能人本人がその個性を自覚して、芸能人を見る側、芸能人を選ぶ側にどう効率よくわかりやすく「個性的なところ」をアピールするか。という、プレゼンの力が必要になります。
とくに現在はSNSを使ったアピールが全盛であり、うまく使うことでかなり広範囲でたくさんの方にアピールできるシステムがあるのです。べつの記事で「セールスポイントの見つけ方」という記事もありますので参考にして、ぜひプレゼンの力を磨いてください。
「個性派で売る」ということは、その個性にはまらなければ、仕事には結びつきません。 しかし個性にはまったときには、すごい人数の先輩たちをおしのけてブレイクする可能性を秘めているのです。
ぜひ一度、客観的に自分を見つめなおし、「個性」というレアな宝石を探してしてみてください。
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