自己紹介の大切さ|オーディションまでにやっておくべきこと

オーディションまでにやっておくべきこと

アート(芸術)。

それは、自分を表現するための手段であったり、自分の世界観からにじみでてくるものでもあります。

画家・陶芸家・小説家・カメラマン・アニメーターなどなど、アーティストが表現するのはいろんな分野があります。

もちろん、みなさんが目指す「タレント」が表現するのも、芸術でありそれを体現するアーティストなのです。

ただし、「タレント」というのは、ほかのアートと大きく違う点が一つあります。

ほかのアートとの大きな違いとは「本人の体を使って表現すること」です。

想像してください。新人の絵画コンクールで作品を選ぶとしたら、どんなアーティストが描いたかを選択基準にするでしょうか?

本屋さんで初めての小説を選ぶとき、内容よりも著作者を先にえらぶでしょうか?

たとえカメラマンの顔が見えなくても、撮った作品が、観る人の心をうてば商品になりえるのです。

 

しかし、タレントというのは、いかがでしょう。

まずは、普段からの勉強や肉体訓練、発声練習、ストレッチ、歌詞の組み立てや演技プランなど、アートの「創造者かつ、製造者」である。

普段の訓練で得たものを自信の体を使って表現、体現するプロのアーティスト。つまり「商品」でもある。

本人が商品である以上、必ずアートを表現する現場には本人がそこに行き、打合せをして気持ち良く仕事をして次につなげる。「セールスマン」でもあるのです。

「製造者」であり「商品」であり「セールスマン」でなくてはならない。

これが、タレントというアーティストの他にはない特殊なところだと思います。

新人のうちは、まず芸能界で自分というアーティストを知ってもらうための「オーディション」というものを体験することになります。

そんなとき就活でも経験したであろう、面接での「自己紹介」という場面を迎えることになります。

新人もベテランも、子役もシニアも同じ現場で一つの作品に携わる以上、技術や個性と同じくらい「あなたの人間性」も重要な審査対象になります。

自己紹介というのは、「あなたという人と仕事ができるか」を探るための手段なのです。

そんな状況で「いい演技をすれば自己紹介なんか要らない!」という考えや、「これだけダンスが上手いのだから媚はうらない。」などという考えに固まっていては、チームプレイである「作品作りの現場」にデビューできるのが、うんと遠回りになってしまうのです。

だからといって、媚をうる必要はありません。

「目の前の一人一人を、お客さまと思うこと。」

「この場で一人でも多く自分のファンを増やしてみよう。」と思うこと。

心からそう思うだけで、そこからは目に見えない運命が動き出すはずですよ。

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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