キャスティングが発表されたあとの、独特の空気。
放送終了後、出演シーンがカットされていた時の気持ち。
撮影現場で、いつまでたっても自分が写る気配がない時の複雑さ。
今度こそは!
と思っていたのに、タレントとして全否定されたような、打ちのめされた気持ちになってしまうことはありせんか?
人前に出るために、タレントをしているのです。そう思うのは当然です。
その悔しさをバネにして、前進する! ということも何度となくしてきていることでしょう。
それでも、結果が出ない。
もっといい役がほしい。
もっとセリフがほしい。
と思い、これまで以上にがんばっても結果が出ない。
ということは、「これまでのアプローチ方法を変えなくてはいけない」 ということでもあるのです。
今の自分を変えたい! 結果を出したい!
と思われる方は、ぜひここから先に読み進んでみてください。
なぜあなたのセリフは少ないのか
「これまでのアプローチ方法を変える」ということは、まさに「自分を変える」ということです。
では、何をどう変えたらいいのかを考えたいと思います。
1>「分析」
ただ、もやもやしているだけでは話がすすみせん。気の合う仲間にグチをこぼすのも、一時的に気分が晴れても、根本の解決にはなりません。「悩み」というのは、自分で分析をしはじめた段階で半分は解決しているといいますので、まずはあなたがタレントとして持っている不満を冷静に見つめ分析してみましょう。
「セリフが少ない」という悩み。
なにと比較して「少ない」と思っているのでしょうか。ライバルのあの人と比較しているのか。自分の技量に対してもっとセリフがあっていいはずだ、という思いなのか。同じノルマ払っているのに他より少ない、という思いなのか。
「もっといい役がほしい」という悩み。
あなたにとって「いい役」とはなんでしょうか。主役であるヒーローやヒロインなのか。出番は少ないがとっても目立つ、いわゆる「おいしい役」なのか。自分のキャラクターに合っている作りやすい役のことなのか。
「もっとチャンスや出演回数が増えてほしい」という悩み。
これまでの「足りなかった」原因はどこにあるのでしょうか。配役を決める演出家なのか。あなたを選ばなかったディレクターなのか。いつも狙っている役を持っていかれるライバルなのか。
2>「視点の方向転換」
さて、自分の思いを分析したところで、具体的に解決策を考えましょう。
その前に、次に進むためには、大きな「視点の方向転換」が2つ必要です。
1つ目は、あなたの悩みの原因が、
「自分を選んでくれない環境にある」のであれば、
「選んでもらえない自分にある」に方向転換する必要があります。
2つ目は、あなたの悩みの原因が、
「自分目線の不満」なのであれば、
「お客さん目線の不満」に方向転換する必要があります。
ここでいうお客さんとは、観客や視聴者だけでなく、直接演出をするディレクターや演出家も指します。
決して「見方を変えて悩みをなくそう」ということではありません。
努力する方向性や目標を変えることで、今の自分から変わってみましょう。
ある剛速球投手は、マス目の真ん中に「速度160キロの球を投げる」と書き込み、その周りのマス目に、実現するためには何をすべきかを具体的に書き込んで、一つ一つを実行して、その目標を実現させたそうです。
まわりや環境を変えたいのなら、まずは自分が変わる。
そのためには、自分を分析して悩みや目標を変えてみる。
自分が変われば、きっと環境が変わっていくのを実感できるはずですよ。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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