出演現場やオーディションにいった経験のある方は、ひとつだけ思い出してください。
おわった直後の感想を・・・。
-
「楽しかった!」
-
「いやぁ、むずかしかったなぁ・・・」
-
「特に感想はなかった」
さてみなさんは、この中に近い感想はありましたか?
私の経験では不思議と、上記のどの感想をもったかによって、芸能界でのその後の仕事量に確実に差が出てくるのです。
先に答えをいいますね。
<次の仕事につながる順(または受けたオーディションの合格率が高い順)>
1位「いやぁ、むずかしかったなぁ・・・」または「だめだったと思う・・・」
2位「すごい楽しかった!」
3位「特に感想はなかった」
意外でしたか? それとも思った通りでしたか?
今回は、なぜ上記のような感想で仕事の量に差がでてくるのかを考えて、そこから仕事をふやすことにつなげていこうと思います。
ではまず、芸能界以外のことを思い出してみましょう。
読書、観劇、スポーツ、趣味の時間、おしゃべり。
お仕事、勉強、受験、育児、家事、ご近所付き合い。
普段の生活では、楽しいことや辛いこと、はらのたつことや悲しいこと。いろいろなことがありますよね。
では、あなたにとって芸能界での活動は、「楽しいこと」「つらいこと」「しかたなくしていること」「惰性でつづけていること」などなど、どのような気持ちにあてはまりますか?
もちろんエンターテイナーは、観ているかたに夢と希望と楽しさを伝えるのが役割ですから、エンターテイナー自身が「楽しく」なくては伝えることもできません。
しかしあなたにとってエンターテイナーというものが趣味ではなく職業であるならば、「楽しいだけ」では収入にはなりません。
たまたま運よく現場に行けても、同じクライアントからは二度と仕事もなく、気がつけば本当に時々、単発でオーディションや現場に行ける程度。これではモチベーションもつづきませんし何より定収入になりません。
たとえば芸能活動を、それ以外の仕事や人間関係におきかえてみると「楽な仕事」などはそもそも存在しませんし、「わずらわしい人間関係」ほど、それがうまくいい関係になったときには一人では成しとげられないことが前へ動いていくのです。
つまりは、芸能活動を仕事ととらえて、自分なりのこだわりと上昇志向や高い目的があるがゆえに「もっと上手くできたはず」→「いやぁ、むずかしかったなぁ・・・」というところにつながる。
そんな考えをもち、それが相手に伝わればこそ、あなたというタレントを採用する側にとってはあなたに、よりレベルの高いことを要求し、またそれに応えるべく悩み頑張るあなたがいる。
そうして悩み頑張った作品は評価されて次の作品でも採用される。口コミ評価で一つの現場が二つになり、さらにその倍になる。
「仕事とはつらいもの」
そしてその、つらさを乗り越えたものだけが味わえる本当の楽しさを知ることこそが、芸能界での仕事を倍にしていく方法なのです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
タレントになりたい! talent27.com/blog